保存的施j術ではなかなか治らない梨状筋の緊張による下肢への放散痛(梨状筋症候群)の施術法を紹介致します。 この放散痛は坐骨神経がなんらかの形で、梨状筋に絞扼(こうやく)されるものをいい、解剖学的異常があり、スポーツ、特にランニングによる反復した股屈伸内外旋が原因になることが多い。立ち仕事をされる方にも発症します。 「a」のタイプより「b」のタイプが総腓骨神経を絞扼され下肢への放散痛を生じやすい。。
■症状 腰椎椎間板ヘルニヤ酷似する。SLRはときに陽性、坐骨切痕部の圧痛がある。 股外転外旋力の低下及び同抵抗運動での疼痛。(図A) 他動股関節屈曲内旋位で臀部に疼痛がある。(図B) 通常腰痛はなく、臀部から大腿外側ないし後方、更に下腿後方まで疼痛が起こる。 自覚的には片側下肢の脱力感、足が上がらなくなると訴える。 仙腸関節を圧迫したりねじりの力を加えると疼痛が再現される。
■施術法 整形外科ではブロック注射又は梨状筋の切除手術をする。 一般的な保存的施術は仰臥位で股関節及び膝関節90°以上屈曲位の姿勢から、膝を健側に倒すようにして股関節を内転・内旋させるストレッチングをする。 このストレッチング法だと図3のように内旋した状態になるので痛みを生じます。ストレッチングするより梨状筋の筋トレをして筋力アップしたほうが坐骨神経の絞扼が軽減します。特に脚が捻れて下肢が内旋している方は大転子が前方に移動し梨状筋が伸びた状態になっていますから筋トレが効果があります。(写真) 梨状筋の緊張を軽減させるキネシオテーピングも有効です。 お尻を引き締めて大腿骨を外旋させた状態(梨状筋を収縮させる)で大腿骨の大転子から仙骨にテーピングを2本貼る。 梨状筋のトリガーポイントに筋スラッキング法を施すと痛みが軽減します。